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Case Study

日本の米と食文化を伝えるブランド

RICE&は、日本の米と食文化を世界へ伝えるために生まれたブランドです。生産者から直接届ける仕組みにより、誰がどんな想いで米を育てているかを伝える“顔の見えるブランド”を実現。単なる食品販売ではなく、生産者の声や背景をストーリーとして届けることを重視しています。

米づくりに込められた情熱と誠実さを可視化し、手間を惜しまない日本の農家の姿を世界へ発信。その想いをデザインと表現で支え、文化としての米の価値の再構築を目指しました。

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Logo Design

RICE&のロゴは、稲作にかかる「八十八の手間」をモチーフにした一本書きの連続線で構成。家紋の構造を参考に、日本らしさと普遍性を兼ね備えたデザインとしました。線の流れは農家の手仕事や自然との循環を象徴し、温かみと力強さを併せ持ちます。ブランド名の「&」は“米と誰かを繋ぐ”という意味を込め、米を通じて文化・人・地域が連鎖していく世界観を表現。

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Package Designs

パッケージでは、ブランドの象徴「88」をパターン化して背景に展開。

さらに生産者の似顔絵をデッサン調で描き、消費者が“誰がつくったか”を感じられるデザインに。素材は和紙を使用し、手触りからも日本の温もりが伝わる仕様にしました。余白を活かしたシンプルな構成は海外でも高級感を損なわず、パッケージ自体が「農家と消費者を繋ぐメディア」として機能しています。

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Web design

Webサイトでは「顔の見える米づくり」を体感できる設計を採用。実際に農家を訪ね、現地取材やインタビュー動画を制作しました。生産者の声や風景をリアルに伝えることで、オンラインでも“つながり”を感じられる構成に。

また「RICE&」の“&”の先に続く提案として、食器や暮らしにまつわるアイテムをセレクト販売。米と人、米と文化、米と日常を結ぶブランド体験をWeb全体で表現しました。

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RICE&は展示会やECで高い注目を集め、「生産者の顔が見える米」として強い共感を呼びました。和紙や似顔絵といった温もりある表現は、海外の消費者にとって新鮮かつ信頼性の高いデザインとして受け入れられ、日本の米を“文化と人の物語”として届ける新しいブランド像を確立することに成功しました。

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